東宮降誕植桜之碑  小茂根3-8 路傍

 

 

「台橋」のたもと近くに、板状粘板岩の石碑が建っています。難解な漢文調の碑文ですが、拾い読みで意訳すると、「屈折の多い石神井川は長雨が降るとたちまち氾濫し、昨日の美田も一朝にして高蕪地となり住民を苦しめるので、耕地整理組合で水路の改修と築堤を計画し、昨年12月完成、ようやく災害源を除去することができた。しかるにこのたび皇太子が御誕生になり、万民等しく喜びの声をあげて奉祝したが、われら上板橋青年団及び在郷軍人会はこれを記念して東は宿から西は栗原まで3000余歩の堤防上に国花である桜の木を植えてお祝いすることを決議した。」というものです。昭和9年(1934)に建てられました。